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さあて、いよいよ困った。左手が痛む! ~鍼灸院での治療

標語やスローガンが、嫌いだ。
そして、日本ほど標語が好きな国も珍しいのではないだろうか。
こんな標語もある。
「注意一秒、怪我一生」
言いたいことは、わかる。
一秒注意を怠っただけで、一生の怪我を負う、不運な人もいるだろう。
だが、重傷を負った人に向かって、
「注意一秒、怪我一生だよ」、などと言う無神経な輩は、さすがにいないだろう。
この標語、おそらくは、「一生の怪我につながりかねないから、注意が大事だよ」との教訓が込められているのだと察する。
だけど、ちょっと待て!
そんなの誰だって知っている、常識じゃないか。
そして、たった1秒間すら、注意を怠らないなどという奴が本当にいるのなら、確かに怪我はしないだろうが、まともな仕事など、絶対にできないはずだ。
酒も飲めないし、スポーツもできない。
もちろん恋愛なんてできない。
恋愛をしている人間なんて、注意1秒どころか、まるっきり隙だらけだもの。
チュー1秒で、「好き」だらけ、てか。

ここからは真面目に書くので、まだ読むのをやめないで。

何が言いたいのかというと・・・、
1週間前、派手に転んだ。
ひどく酔っていて、店を出たところにある、段差に気づかなかった。
とっさに手が出たので、左手こそ強打したものの、腰や膝は傷めずにすんだ。
その時は、酔っていたわりには、うまく転んだな、とさえ思った。

翌朝、左手の痛みで目が覚めた。
二日酔いもそれなりに強烈だったが、手の辛さほどではない。
軽く手を握って、開く。
確かに痛むが、稼働域は保たれていた。
触ってみると、少し熱っぽくはあるのだが、腫れの程度は軽微だ。
まあ、骨折はないだろう、と判断した。
2~3日我慢すれば、痛みもひくはずだ。

ところが、症状はさっぱり改善しない。
それどころか、徐々に痛みが増してくる。
一昨日からは、車の運転が辛くなった。
左手でシフトレバーを扱うと、一々痛むのだ。
オートマチック車とはいえ、駐車、出発のたびに、シフトレバーを扱うことは、さけられない。
車を停めるときなどは、切り返しをせずにすむよう、慎重にならざるをえなかった。
駐車に関しては、お陰で少しうまくなったかもしれない。

まあ、運転などはどうでもいい。
リタイアした身だ、車に乗らなくてもどうにでもなる。
だが、昨日の朝から、パソコンのキーボードを叩くのが辛くなった。
それだけで、左手に激痛が走る。
だから、昨日のブログは、脂汗をかきながら書いた。

先日、僕が書いた本が出版された。
“幸せの確率”という、アーリーリタイアを目指す人への実用書だ。
ただ、今のところ、売れ行きはあまりよくない。
ただでさえ本を読む人が減っている昨今だ。
無名の新人が書いた、怪しげな装丁の本など、手に取る人がいなくて当然だと思う。

この本の執筆には、僕なりに心血を注いだつもりだ。
自分のもっているものをすべて出し切った、それこそ、魂を込めて書き上げた本だ。
この本をひとりでも多くの人に読んでもらうために、つまり、売るために無名な僕ができる唯一のこと、それがこのブログだと思っている。
毎日、誠実に文章を綴っていれば、僕の本に興味をもってくれる人がでてくるはずと信じてのことだ。
だから、キーボードが使えないのは、困る。

僕はもう一度、じっと手をみた。そして、動かしてみた。
受傷から1週間たった今では、腫れも熱感もない。稼働域も正常。ただ、あたりどころや、動かす角度によっては、激痛が走る。
骨折の可能性があるのなら、整形外科を受診すべきだろう。
折れていないのなら、受診したところで、痛み止めと湿布薬を出されて終わりだ。
出版直後の大事な時期、時間は惜しい。
それにできれば、医者には行きたくない。
元医師の僕がそう言うのもなんだが、なんせ、偉そうな奴が多いから・・・。

しばらく考えを巡らせた結果、骨折の可能性はないはずだ、と信じることにした。
それに万が一折れていたら、ギブスなどで固定されかねない。
執筆活動に差し障ることになる。
それだけは、本当に、困る。

そのような経緯から、僕はいきつけの鍼灸を訪ねること決めた。
整体とで少し迷ったが、鍼灸のほうが、この場合には即効性があるだろうという判断だ。

馴染みのM先生に電話をした。
幸いなことに、午前中に空きがあった。


M先生のクリニックを初めて受診したのは、確か6年前だったと思う。
慢性的な腰痛に苦しんでいると言ったら、友人が紹介してくれた。
中国での数年に及ぶ武者修行を経て、最近開業されたという話だった。
藁をも掴むきもちで、受診してみた。
会ってみると、M先生は、僕よりは何歳か若いようだ。
気取りのない朴訥とした話し方に、好感がもてた。
評判通りの腕前で、通院のたびに、腰の痛みは少しずつ軽くなっていく。
十分楽になったので、そこで一旦通院を辞めたが、その後も調子が悪くなると、M先生を頼るようになった。

ちなみにM先生には、同じ年の美しい奥様がいる。
帽子作りのアーティストとして、地元・新潟ではかなり名が知れていて、地方紙や雑誌で、よくお見かけする。
2度か3度は、このブログではお馴染みの、ワインバーPで偶然お会いし、言葉を交わしたこともある。
途中から、飲み過ぎてわけがわからなくなった僕を、珍獣を見るような目で、不思議そうに見ていたのが、印象に残っている。
さぞかしびっくりされたのだろう、と酔いがさめて思い返し、申し訳なく感じた。

話が逸れた。
M先生はいつものように、淡々とした口調で問診を取り始める。
僕の左手の様子や、腕にしびれがないかなどを、念入りに聞いてくるのは、実は骨折だった、というようなリスクを排除したいのだと思う。
その後、施術に入った。
僕同様、骨折のリスクなしと判断したようだ。

針って痛くないの? と怖く思っている人もいるかもしれない。
他の鍼灸院に行ったことがないので、一般的な話はできないが、M先生の施術は、まったく痛くない。
以前聞いてみたところ、深いところまでは刺さないやり方で治療する方針なのだとのこと。
「中国にいた時は、重症患者さんが多くて、極限まで刺しましたけどね」
そんな恐ろしい話も、いつもと同じ口調で、淡々と話す。

施術中、M先生とは軽い世間話をすることが多い。
ただ、中国での話は、深くなりそうになると、言葉を濁すことが多いことに気づいた。
口調も、微妙に影を帯びたものになる。
今の近代化された中国ではない。
20年も前の中国だ。
余程の体験をしてきたのだろうな、と僕は勝手に想像している。

30分ほどで、施術は終わった。
「痛かったところを、押してみてください」
左手の付け根あたりを押してみる。
驚いた。
まったくの無痛とは言わないが、ほとんど気にならないレベルになっている。
「効きましたね」
表情で察したのだろう。僕の返事を待つこともなく、M先生はうれしそうに笑った。
「この手の痛みには、灸って、本当によく効くんですよ」

会計を済ませた後、また来た方がいいかと聞くと、M先生は顔の前で大きく手を横に振った。
「もしも何かあれば別ですが、これで問題がないはずです。再来はいりません」
念のため、数日後に微調整しましょう、とでも言っておけば、患者は喜んで来るだろうに。
M先生にはまったく商売っ気というものがない。
続けて、
「もし明日の夜になって、まだ痛みが残るようなら、家でお灸をするといいでしょう。これがおすすめです」
と言って、小箱を指し示す。
いくらかと聞くと、50円だという。

子供へのお駄賃じゃあるまいし、大人の男同士が、50円をやり取りするのは、僕には滑稽に思われた。
だから、2箱欲しいと言って、100円渡した。
50円も100円も、一緒だとすぐに気づいた。
僕は僕なりに、気を遣って生きているのだが、僕の思いつきは大体この程度なので、ほとんどの場合、意味をなさない。

家に帰って、小箱を開けてみた。
1箱にたくさんお灸が入っていて、びっくりした。こんなにはいらない。
1箱で十分だった。
50円を無駄にした、と悔やんだ(どこが大人の男だ!?)。

というわけで、今、このブログは、痛みのない状態で書いている。
文章を打ち込むペースも軽快だ。
一昨日までと違い、逆に指の動きがよすぎて、筆が滑ったような、軽い文体になっているかもしれないが、そこは回帰祝いとして、許してほしい。

痛みがなくなって、気分がよくなったところで、最初に嫌いだと言った標語を、あえてひとつ。

「気をつけろ! 滑った筆が 止まらない」

ね、標語なんて、なんの役にも立たないでしょ!?

うとらはり灸院



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ちなみに、今年の息子たちの戦績はというと、
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我が家のもて男、小6の長男はまさかのチョコゼロ。
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人生がそううまくいくと思ってもらっては困るので、これもよし!

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コメント

No title

復活されたようでよかったです。

購入した書籍に今度サインをしてください。(笑)

Re: No title

いやあ、効くもんですね。
今、試しに拍手してみましたが、痛みません。
ほんっとにうれしいです。
鍼灸院、フリーター大家さんのところから、そう遠くないと思うので、何かあったら、ぜひ。

自著のご購入ありがとうございます。
サイン、あんなんでよければ、いつでも(笑)。
もうすぐ今のバタバタも落ち着くと思うんで、一杯飲みますか?

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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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