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嫉妬心の芽生えを観察できた! 感情は自我が発しているのではなく、勝手に湧いてくるものにすぎない?~瞑想レポート4

前回からの続きで、ひとり瞑想合宿の3日目。
全部で4日間の予定だから、後半に突入ということになる。
座禅も歩く瞑想も、少しずつ姿勢が自然になってきたようで、以前ほどは腰の痛みを感じないまま、長い時間続けられるようになってきた。
ただしその後瞑想が深まるきざしはなく、湧いてくる雑念で集中が続かない。
少しあせる。

さっぱりうまくいかないことに疲れ果て、この日は夕刻に早くもテレビのスイッチを入れた。
夜以外はテレビをつけてはいけない自己ルールだったから、明らかに違反なのだが、どうにもやる気が湧かないし、まあ、ニュースくらいならいいだろう、と自分に言い訳をする。
しかしここでまた、興味深い経験をすることができた。

細かい内容は長くなるので省くが、キャスターのとある発言に対し、心の中で嫉妬心が生まれた。
それまでの1日、瞑想によって内面に気づきを入れ続けていたためだろう。その、嫉妬心の芽生える瞬時に気づくことができた。
そしてほぼ同時に、その発言をしたキャスターに対する反感も引き起こされたのだが、それも感じることができた。
つまり嫉妬や怒りといった感情の発生場所に、ある程度クールなまま立ち会えたということになる。
「自分の感情に気づくのなんて、当たり前じゃない?」
と思う人が多いと思うが、現実的にはそんなことはない。
多くの人が自分の感情に無自覚なまま、それに振り回されていると思う。
もし気づくとしても、それはある程度その感情に翻弄された後になる。
だから僕らは嫉妬や怒りを、「確固とした自分という存在」がもつ感情ととらえてしまいがちだ。
ところが、それが沸き上がる瞬間に立ち会うと、それが「自分の感情」ではなく、単に「脳のどこかから機械的に湧いてきたもの」であることに気づく。
そしてやはり瞬時に、脳内でそれをあたかも「自我が発した感情」として書き換えようとしている自分をもうっすらと感じることができた。
このことに関しても、脳科学分野ではかなりはっきりとわかってきているらしい。
僕らの感情は、その時の自分のコンディションと外部からの刺激によって、反射的に決定されているにすぎない。
そこに自らの意図、ましてや論理的思考が入り込む余地など、実際にはまるでないのだそうだ。
僕らにできるとすれば、感情が生まれたことに一早く気づき、それに執着しないようにすることだけ。
そうすれば反射的感情に翻弄されることは少なくなるし、フィルターを通さずに見ることができる分、より本質的に物事をとらえることができるようになる・・・らしい。
それを釈尊は「智慧」と読んだ。

「この経験によって僕も智慧を身につけた」などと恐れ多いことは言わない。
2500年前に釈尊が説き、現在、脳科学によって実証されつつある事象を、かすかに体験できたような気がする、という程度だ。
それでも僕にとっては衝撃的な発見であった。

感情や思考は、自らが生み出したものではなく、脳内のどこかから化学反応によって生まれたものであり、僕らは後からそれにのっかった上で、「自分というものが生み出した感情」と錯覚しているにすぎない。
であれば(ここが大事なポイントなのだが)自らの意見や気持ちに執着する必要なんて、まるでないということになる。
生きるのがグッと楽になるのではなかろうか?

次回は瞑想合宿最終日に触れ、このシリーズを終えたい。



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立派。

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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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