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資産額の計算と妻への告知

さて、「リタイアを決意させた夢」の続き。

アーリーリタイアを現実的に考え始めた僕は、それから一週間かけて、自分の経済状況や今後予想されるライフイベントに関して、できるだけ細かく試算してみた。
ネット証券の口座を開くと、幸運なことに、安倍政権発足以来の円安と世界的株高の影響で、僕の保有する投資信託の評価額は上がり、かなりの含み益が生じている。
そこに当時の収入を加味して、今後想定される資産額の推移を試算するとともに、我が家の1年当たりの支出額と、それが今後どのように変化すると考えられるかをまとめるよう、さりげなく妻に頼んでみた。
(僕は妻が計算能力に長けていることと、何よりも浪費家でないことに深く感謝した)。

それらを踏まえて僕が出した結論は、あと2年間今の調子で働き続ければ、贅沢な生活を望まない限り、そこで働くのをやめても、その後の生活に大きな支障が生じることはないだろう、というものだった。

その日、子供たちが寝静まった後で、僕は妻に告げた。
「あと2年で仕事を辞めて、アーリーリタイアしようと思う」

当然のことながら、妻からは矢のような質問を受けることを覚悟していた。
なぜ、そんなに早くリタイアする必要があるのか? 
その後、何をする気なのか? 
子供たちに十分な教育を受けさせるためのお金は、本当に足りるのか?

ところが妻は、「それは楽しみね」と微笑んだ後、僕がリタイアしたらやりたいことを話し始めた。
彼女の希望は単純で、家族がより多くの時間を一緒に過ごすこと、とりわけ、僕の仕事のために10年以上あきらめていた海外旅行に、子供たちを連れて行くことだった。

僕が、もちろんそれは最優先事項の一つだと答えると、彼女は満足気にうなずいて席を立ち、やりかけだった家事へと戻っていった。
話し合い、終了。
小さなホームパーティーの招待客リストを作るのだって、こう簡単にはいかないだろうというくらい、静かに、そして、すみやかに。

あの時、妻はなぜ僕に説明を求めなかったのだろう?
不安なことや、うまく理解できないことも当然あったはずなのに。

という僕も、そのことに違和感を抱きつつ、理由はいまだ、聞けないままでいる。

夫婦というのは不思議なものだと、つくづく思う。


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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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