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音楽好きな僕が、せっかくアーリーリタイアして時間ができたのに、さっぱりコンサートに足を運ばない理由。

僕にはいくつか苦手なものがある。
そのうちのひとつが、ライブ、コンサートの類だ。
これはアーリーリタイアした今も変わらない。


まず、ずっと同じ場所にいるのが苦手だ。
次第に落ち着かなくなり、いつ終わるのかばかりが気になるようになる。
だから、映画館も苦手。
映画自体は好きなので、家で録画したものを観る。
映画は劇場で観てこそ、という意見はもっともで、本当にその通りだと思うのだが、僕にはどうしても楽しむことができない。
迫力の面で劣るとしても、家で好きな物を飲み食いしながらの方が快適だ。

ふたつめの理由は、音量が大きすぎること。
小さい会場は、どうしても音量が過剰になる。
ロックの場合、音量調整ができないドラムに合わせれば、そうなってしまうのかもしれないが、であればそもそも、その箱(会場)がロックに適していないと考えるべきだろう。
日本では、「この箱が、どういう音楽、バンド構成に適しているか」という考えなしに、コンサートが催されることが多いように思えてならない。
欧米が常にいいとは言わないが、もう少し計算されていることが多いように感じる。

大きな会場で聞く、クラシック音楽は問題ない。
ただロックコンサートの音量は、やはり僕には大きすぎる。
箱が小さくてそれが避けられない場合と異なり、大ホールではあえてそう調節されている。つまり、意図的なものだ。
ということは、多くの観客にとって快適な音量になっているはずであり、であれば僕の感覚が、世間とずれているということになる。
ところが実際のところ、周囲の人に聞くと、多くの人から、「コンサートはうるさすぎると思う」、という回答が返ってくる。

あそこまでの大音量にする理由はなんだろう?
例えば、そうしないと観客の声援に、バンドの音が負けてしまうという可能性もある。
演奏中、叫ぶ観客も多いからだ。
あるいは、勘ぐり過ぎかもしれないが、音量が大きいほうが、「ハレの舞台である感じ」が強まり、一部の観客は容易に元を取った気になる、という計算はないだろうか?
料理屋だって、料理の質よりも、量を重視する客は多い。
ある程度しょっぱかったり、脂っぽかったりしないと、納得しない人もいるだろう。
主催者側は、サービスのつもりで、音量をギリギリまで上げているのでは? という気も、しないでもない。

ライブが苦手な理由の、3つ目。
これも欧米かぶれみたいで、不快に聞こえるかもしれないが、正直に言って、日本のオーディエンスは演奏者に甘過ぎると思う。
特に人気バンドの場合、最初から総立ちの上、騒ぎっぱなし踊りっぱなしで、ろくに演奏レベルなぞ気にもとめていないように思える。
ロンドンにいた頃はよくライブに行ったが、観客の反応は極めてシビアだ。
演奏レベルが低いと思えば、たとえ人気バンドであっても、最後まで誰も立ち上がらないこともある。
会場を去りながら、
「なんだありゃ。真面目にリハーサルをやってないんじゃないか?」
といった不満が、あちこちから聞こえる。
だから、ミュージシャンも、本気で勝負せざるをえない。

海外のミュージシャンで、「日本のオーディエンスは素晴らしい」という人が多い。
どの国に行っても同じようなことを言うから、リップサービスの側面もあるのだが、僕はあながちそれだけではないと思っている。
まともにリハーサルをしなくても、そして、前夜飲み過ぎてあまり声が出なくても、大いに盛り上がってくれるのだから、やるほうは楽でいい。

海外のミュージシャンからは、こんな声が聞こえてくる。
まずはポジティブなコメントから。

日本でプレイすると、本当に気持ち良くなれるんだ。日本の人たちは、この地球上のどの国の人よりも、僕たち自身がステージ上で感じてるのと一番近い気持ちになってくれるんじゃないかな。そんな唯一の国だと思う。
ロブ・ハーヴェイ/ザ・ミュージック


逆に、こんな辛辣な意見も。

僕は日本が嫌いだったんだ。この国って実は人種偏見主義なんじゃないかな。僕らをサーカスの動物みたいに扱うから。期待はするくせに、心では敬意を払っていないよ。
リヴァース・クオモ/ウィーザー


実は、同様の意見をもつ、在日欧米人は多い。

さらに、これ。

日本は他と違って2000人が席に着くような会場で、しかも客は席から離れられないんだ。30人ばかりスーツを着た警備がいて、エキサイトする客に目を光らせてる。だから1曲終わると、ていねいな拍手の後は死んだように静まり返ってるわけ。ホント、変な感じだった。
カート・コバーン/ニルヴァーナ


日本のオーディエンスがかなり特殊だということは、これらの証言からもわかってもらえると思う。
ミュージシャン間でも賛否両論あるように、これは好みの問題だと思うが、僕にはロンドン時代に体験したライブのほうが、くつろいで楽しむことができた。


そして、4つめ。僕がライブが苦手な、最大の理由はというと・・・。
ライブに行くと、ミュージシャンがうらやましくなってしまうのだ。


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以前にも書いたが、僕は高校、大学時代に、アマチュアバンドで演奏していたことがある。
ステージで仲間と演奏するのは、本当に、素晴らしい体験だった。
どうにか音楽で食べていけないものかと、何度も考えた。
当時はライブを観に行くのも好きだったが、観るのと演るのとでは、快感の度合いは、桁が違う。

自分の音楽的才能に見切りをつけた僕は、その後、趣味としてバンド活動を続けることもなくなったが、今でもライブに行くと、演奏の喜びを思い出し、今、自分がステージに立っていないことが悔しくなってしまうのだ。

本当に、ミュージシャンがうらやましい。
次に生れて来る時は、短命でもいいから、ジム・モリソンあたりになりたいなあ。
Come baby, Light my fire、俺に火をつけろ!って、大観衆の前でシャウトしたい!

でも今の僕はなかなか次の本が出せず、「お尻に火がついている」だけですから。
残念!(波田陽区風に)



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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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