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出版社への原稿の売り込み3

出版を仲介しようと言ってくれた、僕の友人O君の、知人のMさんの、その先輩のIさん。
Iさんは、彼からしてみれば見ず知らずの僕に、メールでとても丁寧な連絡をくれた。
それだけ、僕を紹介してくれたMさんを信頼しているということだろう。
しかし、そのMさんだって、僕を知っているわけではない。
僕を紹介したO君を信頼しているからこそ、大事な先輩に僕を紹介してくれたわけだ。
皆さんのご厚意に、ただただ、恐れ入るとともに、「信頼」のもつ力のすごさを感じた。
僕の今までの人生に、大きく欠けていたものだと認めざるをえない。

Iさんからは、まず企画書を作るようにと指示された。
それが通って、初めて原稿を読んでもらえるのだそうだ。
企画書?
そんなものを作った経験はないので、勝手はまったくわからないが、とにかく、一生懸命やるしかない。

同じメールの中で、Iさんは、意中の出版社がないかと尋ねてきた。
驚いた。まさか、自分が出版社を選べる立場だとは、思ってもいなかった。

僕は失礼にならないよう、慎重に言葉を選びながら返事を書いた。
「右も左もわからぬ素人ゆえ、どの出版社でもかまいません。
 ただ、強いて言うなら、文藝春秋、新潮社には、愛着をもっています」

即効で返事が来た。
「それは無理」

がくっ。
Iさん曰く、たとえ多少のコネがあっても、大手が無名の新人の持ち込み原稿を審査することはないとのことだった。

結局、Iさん側で検討してくれ、中堅と大手の間ぐらいに位置する、F社に持ち込むことになった。
(ないとは思うが、万が一、Iさんに迷惑がかかる可能性を考え、この件だけは出版社名もイニシャル表示にする)。
ちなみにこのF社も、通常では持ち込みの企画書は募集していない。
何らかのコネがなければ、本来なら企画書を読んでもらうことすらできなかったはずだ。

数日がかりで企画書を作り、Iさん経由でF社に提出した。
(ネット上にある、企画書の書き方・作り方の記事が大いに参考になった)
F社では、編集長自ら僕の企画書を見てくれたようだ。
さすが、Iさんの人脈。
しかし、結果はというと、残念ながら不採用であった。

理由は、
1.著者が、例えば中卒であれば、アーリーリタイアにインパクトもあるだろうが、医師であれば当たり前すぎて、読者の共感を得にくい。
2.テーマがアーリーリタイアでは、書籍としてマーケットが小さすぎる。
3.リタイアしてまだ数カ月しかたっていないのだから、アーリーリタイアの素晴らしさを説くには早すぎて、説得力がない
というものだった。

言いたいことは理解できる。。
でも、納得はできない。

1について。
僕の本は自伝ではない。実用書だ。幸福度を高めながら、蓄財するための技術について中心に書いている。だから、「元医師だから共感を受けにくい」などということはないはずだし、そもそも、共感を受けることを目的にはしていないのだ。

2について。
アーリーリタイアはマーケットが小さいとも思わない。アーリーリタイア、セミリタイアをテーマにしたブログが、現在、どれだけの数に上ることか。
であるにも関わらず、アーリーリタイアをテーマに据えた書籍は、僕が調べた限りではまだ存在しない。だから、僕の本は、この伸び始めたマーケットを当分の間、独占できる可能性すらあるのだ。

3・・・これについては、一理あると認めざるを得ない。ただ、繰り返しになるが、僕の本のほとんどは、アーリーリタイアの成功法とその意義について書かれている。アーリーリタイア後の日々に関しては、少ししか触れていない。メインテーマから逸れるので、あくまでも参考程度の記載にとどめた。

そしてこれらのことは、企画書にもちゃんと記している。
被害妄想かもしれないが、
「断れない筋からの話だったから、しかたなく企画書を斜め読みしたが、最初から落とすつもりだったのではないか?」
と訝しがりたくなる。

ううむ、困った。
一筋縄ではいかなそうだ。

この時点で、最初にO君に相談してから、すでに2週間以上がたっていた。
この調子で1社ずつ攻めていったら、いつ出版にいきつくかわからないと考えた僕は、
「他も当たってみましょうか?」
というIさんの温かい提案を、丁重にお断りした。
そして、次回に述べるように、企画を受け付けてくれる出版社に片っぱしからエントリーする、という手段にでることになる。

このように、Oくんの人脈による売り込みは、実を結ばなかった。
これは、結果としては無駄であり、時間のロスに過ぎなかったということになるのか?
断じて、否である。

この後、僕は知ることになるのだが、出版社がこのように、丁寧に断りの理由を書いてくれることはほとんどない。
半分の出版社は、不採用の連絡すらくれない。
残りの半分も、ほとんどは、「採用できませんでした」と書かれた通知書を送ってくるだけだ。
ごく一部の出版社は、コメントも添えてくれたが、それも、「悪くないんだけど、うちとはちょっとジャンルが」とか「むしろ他社さん向きの企画かと」といった、杓子定規なものばかりで、何の参考にもならなかった。

F社から届いた、一通の「内容のある不採用通知」だけが、僕の出版実現への航路を指し示す、唯一のコンパスになってくれたのだ。

僕は早速、企画書を大幅に書き直し、
「自伝ではなく実用書である」
「主に技術を述べているので、僕が医師であることはデメリットにならない」
「アーリーリタイアはマーケットとして注目するに足る」
ということを、くどいほど強く打ち出した、よりよい企画書へと作り変えることにした。




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追記;午前10時半
朝一でゲラ原稿を出してきた。
虚脱・・・。
これを出版社で直し、それをPDFの形で僕が最終チェックし、1/13には印刷会社の手に渡る、という流れになる。
あと一息だ。
ここから、PDFファイルが送られてくるまでの1~2日間は、何もすることがない。
このところ、ずっと休みらしい休みがなかったから、急に時間が空いても、何をしたらいいのかわからない。
先月の半ばまで、遊んでばかりいたのが、嘘のようだ。

とりあえず、ヨガのクラスに行って、体と心をほぐそうか?


追記2;午後7時40分。
たった2杯のビールで、べろべろ。
疲れがたまってるんだなあ。
出版社の進行具合しだいだが、明日か明後日、どちらかは徹夜になると思うので、今日は早寝っす!
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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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