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海で泳いでいたら突然の激痛! ああ、ザックリとやっちまったあ!! ~ グアム滞在記5

グアム滞在4日目の出来事。

子供たちを連れて海でシュノーケリングをしていたとき、潮の流れによって小学校2年になった三男が絶好のスポットから離れてしまいそうになった。
元の位置に戻してやろうと僕が背後に回り込み、彼の体を支えてから、平泳ぎの要領で両足を一掻き。
その瞬間、左足の裏に鋭い痛みが走った。
どうやら岩で切ってしまったようだ。
「やったか?」
強い不安に駆られながら、水中で恐る恐る足の裏をのぞき込む。
見事にザックリと切れていた。
僕は皮膚科医だから、傷の程度はもちろん一瞬で判断できる。
その時は、今回の旅はこれで終わったな、と思った。

子供たちにはしっかりとアクアシューズを履かせていたが、僕は素足のままだった。
普段は慎重な僕が、この時アクアシューズを履いていなかったのにはそれなりの理由があるのだが、長くなるので書かない。
しかし、いくら相応の理由があったとはいえ、不注意であったことは否めない。
子供のころからシュノーケリングには慣れていたし、若いころはスキューバーダイビングもしていたから、それなりに自信があったのも、仇になった。
子供たちを見守りながら泳ぐのだから、そうそう自分のペースでいけるわけがないのに。

すぐに浜辺に上がると、妻に子供たちを託し、一番近いビーチセンターへ。
血はだらだらと流れ続ける。
アドレナリンが分泌されているためだろう。痛みはない。
ただただ、自分の軽率さが情けなかった。

ビーチセンターでは体格のいいチャモロ人男性のスタッフが明るく対応してくれた。
「大丈夫、君だけじゃない。毎日のように岩で切る人はいるからね」
励まそうとしてくれているのか、明るく声をかけてくる。
しかしそんな彼も、実際に僕の傷を見ると、一瞬動きがとまった。
少し首を傾げ、ゆっくりと話す。
「さあて、どうする? 病院に行ったほうがいいような気もするけど」

だよね(笑)。

医師として病院に行って受ける治療の見当はついている。
局所麻酔の上縫い合わせるのが普通だが、しかしその場合、すでに傷に細菌が入り込んでいたとすると、それを封じ込めることになって、感染症を引き起こす可能性がでてくる。
担当医師の判断によっては、縫合はせず、消毒、抗生剤軟膏、ガーゼの簡単な治療ですませることになるかもしれない。
縫ったほうが治りが早く、きれいだが、抜糸まで1週間はかかるから、どのみちグアム滞在中は包帯姿ということになってしまう。
であれば答えは決まっている。

「病院に行くほどの傷じゃないさ。自分で処置するよ」
僕がそう告げると、スタッフは「へええ」という表情を浮かべた。
「君のもっているその救急箱、中身をみせてくれないか?
必要なものをもらっていきたいんだけれど、いいだろうか?」
スタッフはもちろん、といって箱を僕に差し出す。

抗生剤なら内服も外用も子供がケガをしたときのために持ってきている(まさか自分に必要になるとは)。
欲しいのは絆創膏、テープ、ガーゼ類だから、それを残りの日数分もらって・・・、あれ、この細長いシール、滅菌されているからステリストリップとして使えるな。
うまくいけばそれで傷が固定できる。これも日数分、と。

手際よく必要なものを集める僕を、スタッフは目を丸くしてみつめる。
「いやあ、普通このくらいの傷をすると日本人は泣いたり、人によってはショック症状みたいになったりするんだけど、君は実にクールだね」
それは僕が皮膚科医で、正確に状況を判断できているからに他ならないのだが、正直にそう言うのもつまらないと思ったので、
「タフな幼少期を過ごしたからね」
とサラリと言って首を傾げて見せたら、スタッフは感心した顔で僕を見て言った。
「へええ、日本人にもいろいろな奴がいるんだな。見直したよ」
アホみたいな嘘をついてしまった。
そんなくだらない嘘をついてしまうくらい、がっくりきていたということで、ひとつ大目にみてほしい。

それにしても、この時ほど自分が皮膚科医でよかったと思ったことはなかった。

負傷後の日々は、次回のブログで。




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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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