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「暇の王国」作りは今すぐに、そして簡単に始めることができる! ~ 「暇と退屈の倫理学」を読んで3

國分功一郎著「暇と退屈の倫理学」の続き。
前回は冒頭のパスカルの部分を紹介したが、今回は、
「どうしても退屈してしまう人間の生とどう向き合って生きていくか?」
という命題にたいする、本書での結論をいきなり紹介する。

“p367
<人間であること>を楽しむことで、<動物になること>を待ち構えることができるようになる。これが本書『暇と退屈の倫理学』の結論だ。



これでは全く分からないと思うので、本書から抜粋して補足する。
<人間であること>とはどういうことか?

“p359~
人間であるとは、おおむね退屈の第二形式を生きること、つまり、退屈と気晴らしとが独特の仕方で絡み合ったものを生きることであった。そして、何かをきっかけとしてそのなかの退屈がせり出してきたとき、人は退屈の第三形式=第一形式へと逃げ込むのだった。
ならばこう言えよう。贅沢を取り戻すとは、退屈の第二形式のなかの気晴らしを存分に享受することであり、それはつまり、人間であることを楽しむことである、と。“



では、<動物になること>とは?

“p363
人間が人間らしく生きることは退屈と切り離せない。ならば、こう考えられるはずである。人が退屈を逃れるのは、人間らしい生活からはずれた時である、と。そして、動物が一つの環世界にひたっている高い能力をもち、何らかの対象にとりさらわれていることがしばしばであるのなら、その状態は<動物になること>と称することができよう。“



なんとなく輪郭がつかめたという人もいるかもしれないが、ほとんどの人にとってはおそらくチンプンカンプンであろう。
この結論は、この本を通読した上でないと理解しがたい。
逆に、しっかりと読み込めば、様々な断片が最終的にはすっとはまり合い、カタルシスにも似た読後感を味わうことができる。
結論だけ斜め読みして意味がわかるのなら、そもそも437ページ(!)にもわたる本にする必要などないということだろう。
実によく作り込まれたほんで、この國分功一郎という人、だれだけ頭がいいんだろう!? と感嘆した。





ちなみに、本書の最後はこのような記述になっている。

“p369
マルクスは「自由の王国」の根本的条件は労働日の短縮であると言っていた。誰もが暇のある生活を享受する王国、暇の王国こそが「自由の王国」である。誰もがこの大国の根本的条件にあずかることのできる社会が作られねばならない。そして、ものを受け取り、楽しむことが贅沢であるのなら、暇の王国を作るための第一歩は、贅沢のなかからこそ始まるのだ。“



ちなみにこの「贅沢」という言葉は文字通りに受け取ってはいけない。
ここでいう「贅沢」の意義付けも、これまた本書の中でしっかりとなされている。

暇の王国づくりの第一歩は、贅沢から始まるのだろうか?
いや、それよりもっと簡便で実用的なのは、自著“幸せの確率 あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ”を手に取ることである! と恥も外聞もなく宣伝したところで、今日の記事はおしまい。



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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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