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僕がタイミング売買を取り入れる理由は、それが精神的に一番楽だから! ~ 批判記事にお答えして 3

前回の続きで、僕がタイミング売買を行う理由をもうひとつ書く。

そもそもタイミング売買はあまり推奨されていない。
分散投資のバイブル、「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著 日本経済新聞出版社)のみならず、ほとんどのまっとうな経済学者は書物の中で異口同音に、「株式は保有し続けるべきであり、タイミングをみて売買したり、保有量を変えたりするのは、(そうしたくなる気持はわかるが)まずうまくいかない」と述べている。
また、チャールズ・エリスは著書「敗者のゲーム」(日本経済新聞社)の中で、「18年間の検証機関のうち、ベストの上昇日10日間(検証期間全体のわずか0.25パーセントにも満たない)を逃すだけで、リターンの平均水準は17パーセントも低下する」と記している。
その10日間がいつ訪れるのかを事前に知る方法はない以上、利口に売買したつもりが、そのおいしい10日間をまるまる逃してしまう可能性もあるわけだ。
実際に長年にわたり相場を見て、研究してきた多くの学者たちがタイミング売買の効果を否定するのだ、そこにかなりの信憑性があることは認めざるをえない。

なのになぜ、僕はタイミング売買を行うのか。

ひとつは現にそれでうまくいって、リタイアに必要な資金をつくることができたから。
ふたつめは前回も書いたように、資本主義が終焉を迎える可能性が否定できず、その際にはタイミング売買が有利だと考えたから。
今回書くのはもうひとつの理由で、それは、
「そのほうが精神的に楽だから」
というものだ。

今のように株価が最高値を更新し続けているような時、
「今にリーマンショック級の暴落が来るのではないか?」
との不安が時に頭をよぎる。
せっかく株価が倍になり、資産額も倍増しても、株価が半値に戻れば、すべての利益が飛ぶ。
いずれはまた上がるのだろうが、それでもやはりもったいない。
高値で一部を売っておけば、その分は利益が確保できたことになるから、いずれは必ずくる下落局面に対する不安感が和らぐのだ。


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実際に暴落したときはどうなるか?
もちろん資産額の減少は愉快ではないが、それでも、再び安値で仕込むことができるメリットがある。
意識的にそちらに目を向けることによって、株価の暴落を少ないストレスでやり過ごすことができるというわけだ。
ここでストレスをためないということは実に大切で、なぜなら資産運用で損をする人は、このような下落局面で資産額の減少に耐えられなくなり、安値で投げてしまうケースが多いからだ。
僕がリーマンショックで投げずに乗り切ることができたのは、まだ現役時代で、投資余力が大きかったから。
アーリーリタイアした今は収入があまりないので、暴落時に買い入れるには、そのための資金をあらかじめ作っておかなければならない。
となると高値で少しずつ売るのが一番に思える。

逆にこのような手法をとることによるデメリットは何かというと、株価が順調に上がり続けた場合、利確した分は利益が得られない、すなわち、機会損失が生じるというもの。
しかし、僕はこれが気にならない。
株価が上がり続ける、つまり、資産額が膨らみ続けるのなら、少しくらい儲け損なったっていいじゃないか、と感じているからだ。
そしてそもそも僕は、一度に大きく売ったりはしない。
相場が中~長期的にみても過熱してきたと考えたら、そのときの株式評価額を保有額の上限に決める。
そこからさらなる上昇によって評価額が上限を超えるようなら、その超えた分だけを売却し、現金化する。
イメージ的にはコップが水で満たされた後、溢れ落ちてきた分だけをキャッシュにしている感覚だ。
論理的に言い変えれば、「ある程度以上の株高になったら、そこから先は保有株式による『複利』分をあきらめる」ということを意味する。
ここで大きく、投機的に動くと、その後の機会損失がさすがに精神的負担になりそうだから、少しずつやるのがミソだ。
機械的な売却法だから、時間も労力もほとんど必要としない。

というわけで、若干のタイミング売買をすることにより、僕はどのような局面でも気分良く相場と向き合うことができるのだ。
やらない手はない。

と、ここまでは僕個人の場合。
共感する人もいるだろうし、自分とは感覚が違うと思う人もいるだろうが、もちろんそれでいい。
今日一番言いたいのはここからで、投資に興味をもっている人へのアドバイスとなる。

どういうやり方でもいい。
ただ、「こういう方式にしておけば、自分はどのような局面でも狼狽することがないな」という自己ルールをつくっておけば、相場で失敗する可能性は著しく低くなる。
相場においても、人生の他の事柄においても、頭に血が上る状態というのは、まことによろしくない。

僕個人の株式売買ルール、そしてルールをはっきりさせることの意義については、自著“幸せの確率~あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ”の中でも詳述しているので、もし興味のある方がいたら手にとってもらいたい。



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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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