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毎年恒例、5時間遠泳に今年も息子たちが挑戦してきた! 練習の成果を出し切れたのか?

先日、地元、関屋浜で5時間の遠泳大会が行われ、小学校3年生の次男、1年生の三男が参加してきた。

主催は新潟・海洋クラブ。
なぜ、5時間なのか?
たとえ海遊びの最中、潮の影響で沖に流されたとしても、通常は5時間以内に救出されるから、その間、海で浮かび続けることができれば、まず命を落とすことはないのだそうだ。
うまく泳ぐことより、水の事故で命を落とさないための訓練ということになる。
代表の三沢先生は御年82歳。
小学校で教鞭をとっていた頃、海で児童が水死する事故があり、それに心を痛め、この活動を思い立ったという。
以来、40年以上も続けて行われている。

遠泳大会の前は2週間ほどの間、連日練習が行われ、それは「遠泳教室」と呼ばれている。
習うのは巻き足、あおり足といった、日本の古典泳法。
水中で浮かんでいるための技術を習得していく。
さらに、救命術。
溺れている人は、すでにパニック状態にあるから、迂闊に近寄ると強い力でつかまれて、巻き添えになってしまうことも多い。
それを避けるために、近くまで泳いだら、一旦水中に潜る。
水面下でおぼれている人の足をもち、回転させて、自分が相手の背後に回るような角度に調節する。
背面からアプローチすれば、つかれまれこともない。
浮かび上がった後は、相手の頭を後ろから抱えた上で、仰向けのまま巻き足をして、浜へ戻っていく。
自分と相手のふたり分の体重を、自分の巻き足だけで運ぶのだから、いい加減な技術ではうまくいかない。

手足絡み泳法、というものも習う。
手足をしばられた状態で泳ぐやり方だ。
暴漢に襲われ、手足をしばられて海や川に放り投げられても生還できるようになるための技術だそうだ。
実際にそんな目に合うことは、まず一生ないとは思うが、縛りあげられた子供たちがすいすい泳ぐのをみると、大したものだと感嘆する。

これらを真夏の海で連日行う。
子供たちが日に日に黒く、タフになっていく。
そして、なんといっても驚嘆すべきは、代表の三沢先生。
暑い中、海の家に泊りこみで、連日、子供たちの指導にあたる。
ちなみに冬はスキー、スケートを、有資格者として教えているし、その他にも、ギター、ウクレレ奏者として、教室を開いたり、老人ホームの慰問をしたりしている。
こんな82歳を、僕は他に知らない。


そして迎えた、遠泳大会本番。
ちなみに長男は、去年すでに5時間を達成しているのと、塾の夏季講習との調整がつかなかったこともあり、今年は不参加。
下ふたりは去年、一昨年とも、2時間くらいでギブアップしているので、今年こそは雪辱戦と意気込んでいる。


IMG_3102.jpg


参加者は約30名。
監視ボート2隻とともに、さっそうとスタートを切る。
下は幼稚園児、上は高校生まで。
開始1時間くらいで、幼稚園児を中心に棄権が続出し、戻ってくる。
疲れてやめてしまう子もいるが、体力的にはいけるのに、水の冷たさに耐えきれなくなってのギブアップもある。
たとえ本人にやる気があっても、コーチ陣からみて限界だと判断すれば、そこで終了。
海の家に戻され、悔しさから泣いている子もいる。

ボートはもう1隻あって、これは輸送用。
ジュース、お菓子、おにぎりなどを、定期的に監視ボートに運ぶ。
子供たちは泳ぎながら一列に並び、配給をうけると、やはり泳ぎ続けながら、おにぎりを頬張り、ジュースで喉を潤す。
いやはや、本当に大したものだ。

結局、13名が5時間遠泳に成功。
うちの次男、三男も初成功で、特に小学校1年生の三男は、今年の最年少での達成であった。
僕自身はタフさの欠片もないタイプなので、我が子ながら、その頑張りには舌を巻かざるをえない。

このような成功体験が、子供たちにとっていかに重要かは、いうまでもないだろう。
2年連続で失敗し、本人たちにとっては、不可能とさえ思えた5時間遠泳に、ようやく成功することができた。
自分たちで努力し、つかみとった成果だ。
僕ら親にできることは、この成功体験をできるだけ深く根づかせること。
僕も妻も、以来、ことあるごとにこの話を子供の前で繰り返したり、子供に質問をしたりしている。
途中でつらくなって、ギブアップしそうにはならなかったか?
だとしたら、それをどうやって乗り切ったか?
合格、と言われた時は、どんな気持ちだったか?

今後の人生で、彼らは数々の困難に直面することになる。
そんな時、この経験が役立ってくれるはずだ。
(5時間も泳いだ俺が、こんな問題を乗り切れないわけがないじゃないか)
そう、自分自身を信じきれる人間になってほしい。

ちなみに参加費は、遠泳教室と、本番の大会を含めて、ひとり1万円。
教室、大会の時間帯は、海の家をほぼ専用利用することになる。
連日のおやつやら、食事やら。
そんな額で、とても足りるわけがない。
だから、三沢先生をはじめ、コーチ陣は全員ボランティア。
海の家も、赤字。
そのかわり、子供たちの母親が海の家の手伝いをして、イベントを盛り立てる。
台所は、会員から差し入れられた野菜類で一杯だ。
そんなアバウトな会計の団体が40年以上も続いているのは、一重に三沢先生の人格と、それを支える中心スタッフたちのがんばりにある。
期間中、有給をとって指導にあたってくれる人。
海の家に寝泊まりし、そこから会社に通う人。
うちの妻だって、海の家のおばちゃんと化して、早い日は朝5時から働いていた。
くどいようだが、全員、完全に無給。
今の時代、珍しい話だと思う。


子供にはたくましくあってほしい。
だが、親だけの力だけでなんとかするのは、特に都会に住んでいる場合、容易ではない。
たまにキャンプに連れていく程度が関の山だろうが、親とのキャンプ程度で、そう多くを学べるとも思えない。
となると、なんらかのコミュニティ、横の繋がりが必要になってくる。
昔ながらの、この手の活動がまた残っているのはすばらしいことだと思うし、とてもありがたい。
だから、僕らも力の限り協力していきたいと思っている。

今年も、子供たちにとっては、深く記憶に残る、いい夏だったに違いない。
と過去形で書くと、えっ、まだ夏は終わっていないのに? と思う人もいるかもしれない。
残念ながら、うちの子の場合は、ほぼ終わった。
ここからの日々は、たまりにたまった宿題と、自由研究とにあてられる。
海で散々いい経験を積んだんだから、大車輪でがんばれよ!
5時間遠泳に比べたら、宿題なんてちょろいもん・・・とは、いかないんだよなあ、残念ながら。




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次男の写真。
水泳キャップの後がくっきりだ。
そりゃあ、焼けるわなあ。



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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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