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インデックス投資は仕掛けられた罠なのか ~ (おそらく)最終章!

7月1日に上げた、「投資において、リスク・リターン率を上げる一番の手段は、徹底した分散投資だと思う」という記事に対して、人気ブロガーのtochiさんからコメントを頂いた。
それをうけて、7月4日、「インデックス投資は、はたして罠なのか? 今日はtochiさんからのコメントにお答えする」というお返事記事を書いたところ、それに対してtochiさんから、またまたキビシスルドイご指摘をいただいた。
今日はそれについて1記事。
前回の記事を読んでいない方は、そちらを先に読まれることをお薦めする。


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まずは、tochiさんのコメントから。

Title 詳細に解説頂きありがとうございます

インデックス投資はほとんど経験がないので詳しいことはわからないのですが、概要は理解できました。

その上で、やはり世界の株に分散投資、仮に時価総額で投資するとすれば半分以上は米株になるかと思われます。するとドル円のレートが極めて重要な意味を持ってくるのではないかと思いました。

少し調べてみましたが、例えば円換算のダウは2007年の2月ごろピークを迎え、その後2年掛けて40 %下落し、元に戻る2013年の12月までは5年以上もかかっております。

このような場合、10年位のスパンで投資を考えるだけの余力がある極一部の方を除いて、大半の海外インデックス投資家の方はこの期間に大損しているものと考えられます。

また同様の内容かもしれませんが、年利5~6 %で生活資金ないしはアーリーリタイア資金を貯めようとすれば元手は一体いくら必要になるかと考えると、やはりこの様な投資法は限られた資産家にのみ有効な方法であるような気がしてなりません。

さらに、利上げ、緩和縮小の波は株価の暴落を引き起こす可能性が高いことを踏まえると現段階で海外インデックス投資が有効な投資法であると主張することにはタイミング的に疑問を感じます。

この様な点が違和感として、何か罠があるように感じた理由かもしれません。

と言いつつも、お金が溜まった際には真似させて頂きます(笑)

**************************************************************



それに対する僕の返事は、こうなる。

> その上で、やはり世界の株に分散投資、仮に時価総額で投資するとすれば半分以上は米株になるかと思われます。するとドル円のレートが極めて重要な意味を持ってくるのではないかと思いました。


その通りで、およそ半分が米株ということになります。

> 少し調べてみましたが、例えば円換算のダウは2007年の2月ごろピークを迎え、その後2年掛けて40 %下落し、元に戻る2013年の12月までは5年以上もかかっております。
> このような場合、10年位のスパンで投資を考えるだけの余力がある極一部の方を除いて、大半の海外インデックス投資家の方はこの期間に大損しているものと考えられます。


これは、リーマンショックという数十年に一度の大パニックの直前、ピーク時で一括買いをしたという、最悪のケースを想定してのご指摘です。
逆にいえば、それでも5年ちょっとで戻ったわけです。
その前からドルコスト法で積立投資をしていれば、平均買値はずっと安いことになりますし、さらに、暴落後も積立投資を続ければ、含み損を抱えた期間ははるかに短くすむはずです。
ただ、2~3年の我慢ができない人にとっては、確かに不向きかもしれません。

> また同様の内容かもしれませんが、年利5~6 %で生活資金ないしはアーリーリタイア資金を貯めようとすれば元手は一体いくら必要になるかと考えると、やはりこの様な投資法は限られた資産家にのみ有効な方法であるような気がしてなりません。


自著のⅠ章にある通り(tochiさんは自著を読んでくれている)、貯蓄率25%なら、年利5~6%で運用することにより、計算上は40歳代でリタイアできます。
肝心なのは資産総額ではなく、あくまでも「率」なのです。

確かにこの手法では、一攫千金というわけにはいきません。
しかし、それゆえに低リスクなのです。
高いリターンを求めれば、より高いリスクを背負わざるをえません。
たとえば、世界株インデックスを信用買いすれば、期待リターンを倍にすることだってできます。
リスク耐性の強い人なら、いけるかもしれません。
ただ、レバリッジをかけるにせよ、かけないにせよ、リスク・リターン率でみれば、十分な分散を行うことにより、株のアンシステマティック・リスクを取り除いた方が有利なのは間違いないでしょう。

> さらに、利上げ、緩和縮小の波は株価の暴落を引き起こす可能性が高いことを踏まえると現段階で海外インデックス投資が有効な投資法であると主張することにはタイミング的に疑問を感じます。


前回もリンクをした、吊られた男さんのブログ記事にあるように、積立で投資をするのであれば、開始時期は大きな問題ではないと僕は考えます。
結局暴落らしきものもないまま、このままスルスルと上がり続けてしまう可能性だってありますし(だから僕は、このような局面で少しは売りますが、大半は持ち続けています)。
もし一括で買って勝負にでたいのなら、僕にとっても今はお薦めのタイミングではありません。

> この様な点が違和感として、何か罠があるように感じた理由かもしれません。


疑ってかかるのは、とても大切ですし、納得がいくまでは、手を出すべきではないと思いますよ。
ただ、もしこれが罠だとすると、それを仕掛けて誰が得をするのか?
僕にはちょっと想定できません。

> と言いつつも、お金が溜まった際には真似させて頂きます(笑)


わはははは。


Tochiさんは最終的にどんな手段で、いつアーリーリタイアをはたすのか?
今後も彼のブログからは目が離せそうにない。




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コメント

No title

インデクス投資の罠の記事はこっそり読んでいました^^; 確かに指摘されていることはもっともでそういう要因はあると思います。

ただ私はもっと漠然と考えていて、人間に欲がある限りインデックス投資(株式)はほぼほぼ利益を出せると考えています。

ただある程度大きな元本がないと旨みは少ないということは言えますよね。

Re: No title

> インデクス投資の罠の記事はこっそり読んでいました^^;

なぜ、「こっそり」?(笑)

> ただ私はもっと漠然と考えていて、人間に欲がある限りインデックス投資(株式)はほぼほぼ利益を出せると考えています。

言葉を変えれば、「資本主義社会が発展する限り」と言ってもいいと思います。
個人的には、資本主義崩壊のリスクも、頭の片隅にはあるのですが。

> ただある程度大きな元本がないと旨みは少ないということは言えますよね。

5%のリターンをどう考えるかですよね。
確かに一攫千金は狙えませんが、それ以上のリターンを求めると、とたんにリスクが高くなってしまうと個人的には考えています。

今後ともよろしくお願いします。

No title

 資産は増やしたいけどリスクを取りたくないという
 周囲の知人にはインデックスでの積み立てを薦め
 ています。

 が、株=リスクというイメージが強いのかなかなか
 賛同してもらえません。

 最近、100円でも投信が買えると教えても100円
 ぽっちの投資じゃ利益が大したことがないと言
 われる始末。

 こんなんだから「高利回り・元本保証」なんていう
 詐欺に引っかかる人間が絶えないのだと。

No title

私は共産主義者ですが生きている間は資本主義の崩壊はないと予想しています。それほど人間の欲望は強いです。

Re: No title

フリーター大家さん、

リスクをとりたくなければ、預金や国債の利率で我慢するしかないですよね。
インデックス投資だって、それなりのリスクはありますから。
もちろん、そういう人はそれでいいのだと思います。

>  こんなんだから「高利回り・元本保証」なんていう
>  詐欺に引っかかる人間が絶えないのだと。

最低限の金融リテラシーはもつべきですよね。
被害者はお気の毒です。

Re: No title

クロスパールさん

僕が資本主義の崩壊を憂いているのは、欲望の問題ではなく、下記の理由です。

・資本主義の自己増殖は、「中心」が「周辺」というフロンティアを広げ、利潤率を高めることによって達成されてきた。
・しかし、アジアや南米はもちろんのこと、アフリカまでもがグローバリゼーションに巻き込まれてきている以上、もう世界にフロンティアは残っていない。
・そこでアメリカは、ITと金融自由化とを結合させ、電子・金融空間を作り出すことにより、資本主義の延命を図ったが、それもリーマンショックを誘因に大きく縮小し、その脆弱さを露呈してしまった。
・もはや利潤をあげるためのフロンティアが存在しない以上、資本主義は限界にきている。

ベストセラー・サピエンス全史には、「経済成長は永久に続くという資本主義の信念は、この宇宙に関して私たちが持つほぼすべての知識と矛盾する。」とあり、僕も同意します。

僕らが生きている間は起こらないかもしれません。その可能性のほうが高いでしょう。
でも、実はすでに資本主義の崩壊は始まっているという可能性だって、僕には否定できません。
僕はそれをアーリーリタイア後のひとつのリスクとして捉えているので、自著でも1節を割き、その理由と対処法にあてています。

アーリーリタイア後に生じうる諸問題に関しては、悲観的予測に基づいて対策を立てることにより、初めてその後、楽観的に日々を過ごすことができるのだと考えています。

No title

考え方の違いだと思いますが、フロンティアが存在しなくなったらフロンティアを作っていくのが資本主義ではないかと思います。

もちろんそういう過程では大きなひずみが起きて経済状況は大混乱かもしれません。

私も資本主義の崩壊は始まっている可能性があると考えています。崩壊しながらも再生を繰り返していくと考えでいます。

崩壊→再生の間をリスクと捉えて対応策を考えておくことは必要なのかもしれませんね。

Re: No title

> 考え方の違いだと思いますが、フロンティアが存在しなくなったらフロンティアを作っていくのが資本主義ではないかと思います。

僕もそう期待しますが、アフリカまでもがグローバリズムに巻き込まれた今、はたしてそれが可能なのか、と。

> 私も資本主義の崩壊は始まっている可能性があると考えています。崩壊しながらも再生を繰り返していくと考えでいます。

僕も同様の意見です。
となると、インデックスのバイ&ホールドはなかなかにリスキーということになるので、ストレスにならない程度にタイミング売買を加えているところです。

いろいろとご意見をいただけて、刺激になります!
今後ともよろしくお願いします。

資本主義崩壊について

今は亡き船井幸雄さんが、ソ連が存在していた時に、
共産主義が崩壊して、次は資本主義が崩壊するだろうと言っていました。
本当にソ連が崩壊したので凄いと思いましたが、その当時はまさか資本主義まで崩壊はしないだろうと思っていました。
資本主義崩壊の理由は、エゴ優先で、物質的モア アンド モアの追求は自然法則と合わないからだそうです。
私は、アメリカの債務上限問題、ユーロ危機、日本の巨額財政赤字など
資本主義は行き詰まっていると思っています。
対策に貴金属の現物を少し持っていますが、どうなるんだろう???
三菱UFJが仮想通貨を始めるらしいので、そちらの方の流れになるかも知れませんね。
いずれにせよ、さっぱり予測がつきません。
とりあえず健康で家族が仲良くしていれば、何とかなるかなぁと思っております(笑)

Re: 資本主義崩壊について

たぬきさん、コメントありがとうございます。
資本主義がいずれ滅びるのは、僕は必然だと思っています。
問題は、いつまで延命されるのか?
僕らの世代までもたないのか、それとも孫の代くらいまではもつのか。
ほんっと、わからないですよね。

わからないときは、(多分)分散に限ります。
キャッシュに株、外貨に土地に貴金属・資源、どんどん分散して、リスクヘッジするのが、不透明な時代の懸命な生き方なのかもしれません。
そして、健康で仲良しは何よりも大切!(笑)
多少貧しくったって、それで乗り切れると信じている、中年ロマンティストです!

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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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