FC2ブログ

記事一覧

今日は、株式投資、とくにバブル崩壊は怖いものなのか、という基本的な問題について考えてみたい。

今日は、株式投資は怖いものなのか? という基本的な問題について考えてみたい。
おじいさんやひいおじいさんが株で大損でもしたのか、遺言で、「株には絶対に手を出さないように」と記されていたとか、家訓に「投資はしないこと」とある、などという話を聞くことがある。
では、おじいさんたちが若かった頃、例えば1950年の日経平均株価がいくらだっただろうか?

答え。およそ100円であった。

バブル崩壊以来のここ二十数年間、日本経済は低迷を続け、世界経済のめざましい発展からすっかり取り残されている状況だが、それでも六十数年前から比べれば、日経平均株価は約200倍にまで上昇している。
もし、僕らのおじいさん世代が株で大損をしたのだとしたら、それは余程ひどい銘柄を選択したか、あるいは、後からみればとんでもないタイミングで売買をしただけの可能性が高いようだ。

「じゃあ、バブルで株を買って、大損した人たちはどうなの?」
という疑問をもつ人も多いことだろう。


PAK86_syabondamapu-20130512_TP_V.jpg


日経平均株価は1989年12月29日、大納会の終値で3万8915円のピークに至り、その後、バブル経済は崩壊。それから30年近くたった現時点でも、それよりはるかに安いレベルで推移している。
それに対しては、
「バブルをなめてはいけないけど、注意力とちょっとした知識があれば大丈夫!」
と僕は考えている。

バブル経済とその崩壊は決して珍しいものではなく、歴史上何度も繰り返されている。
史上初のバブル経済と言われているのが、チューリップ・バブル。
17世紀のオランダでチューリップの球根に人気が集まり、どんどん価格が上がっていくことから、今度は投資目的で球根を買う人が増え、わずか数年でとんでもない高値になったのち、バブルが崩壊。
価格は短期間のうちに100の1まで下落し、大混乱がおきた。
日本のバブル崩壊より後の時代をみても、アメリカを中心したインターネットバブルや不動産バブルとその崩壊は、記憶に新しいところだ。

バブル経済は、「株式や不動産の価格が実体経済の成長ペースをはるかに上回るペースで上昇し、投機によってしか支えられない状況」と定義される。
要は、多くの人が借金をしてまで株や土地を買い漁るような躁的な経済状況のこと、と言えば想像しやすいだろう。
株式で言えば、株価の高低を表す指標の中でもっとも有名なPER(株価収益率の略。株価が一株当たりの純利益の何倍まで買われているかを示す数値で、時価総額÷純利益で算出される)がとてつもなく高くなったり、土地なら、その土地代金を支払ってそこでビジネスを始めても、どう考えても採算がとれないだろうというレベル、つまり、値上がりを期待して買う人以外には買い手がいなくなってしまうところまで地価が上がったりする。
ちなみに通常20倍以下が適正であると考えられている日経平均のPERは、バブル時代にはおよそ40倍にまで跳ね上がっていた。
落ち着いて考えれば、明らかに異常な事態だったわけだ。

たとえ今後もバブル生成とその崩壊が繰り返されるとしても(そして、まず繰り返されるだろう)、先日書いたように投資対象を分散させた上で長期的視野に立てば、問題なく乗りきることができるはずだと僕は考えている。
要は、世の中がバブル的活況に沸いている時に、乗り遅れまいとあせって全財産を投入したり、借金をしてまで投資をしたりしなければいいのだ。
さらに、バブル的地合いではある程度を売り、その分で下落時に買い付けることができれば、大きな利益を得ることができる。
そううまくいくとは限らないので、僕からお薦めすることはないけれど。

バブルを軽視することはできないが、株式での資産運用をあきらめなければならないほどの脅威ととらえるべきではない。
これが現時点での僕の結論だ。
アーリーリタイアのための投資法については、自著”幸せの確率”の中で1章を割いて詳述しているので、興味のある方は、ぜひ手にとってもらいたい。




本日もご来訪ありがとうございます。
無名の僕が、本書の存在を知ってもらう唯一の手段がこのブログです。
そのためには、引き続き、皆様のご支援だけが頼りです。
お手数をおかけしますが、ポチッのひと押し、何卒よろしくお願いします。
  ↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村




絶賛発売中!


書評
アゴラ 言論プラットフォーム
新潟日報

自著を紹介してくれているブログ
FXで1億稼いでアーリーリタイア
いろいろ投資でアーリーリタイア~長期積立分散投資で来年仕事辞めちゃいます~
のんびり逃げ切り。。。リタイアしました!
区分所有でいこう!
21歳、投機家です
「フリーターだって不動産投資できるもん!!」

お勧めの記事。もし興味があれば、ご一読を。

なぜ僕がアーリーリタイアという選択をしたかについて興味のある方。
アーリーリタイアへ僕を導いた知見シリーズ

自分の企画を出版化することに興味のある方。
出版社への原稿の売り込み4

すでに原稿があって、商業出版に興味のある方。
出版社への原稿の売り込み9



にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村



スポンサーサイト



コメント

No title

「100円投信」は買わないけど、毎日の500円球玉の貯金はできるのですよね。

 それで満足してしまえる金融リテラシーが正直怖いです。

Re: No title

う~ん、僕は「リスクはとらない」という投資態度は、アリだと思うんですよね。
デフレだし、金利は安いし、株はあやういので、キャッシュでいこう、という人がいても、違和感はないというか。
僕が怖いと思うのは、むしろ十分な勉強をせずに、リスク資産に手を出してしまう方々ですね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

フリーエリア

フリーエリア