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で、資産額はいくらなんですか? とよく聞かれるので、正直なところをお話しすると・・・。

たまに、資産額を聞かれることがある。

もたれて当然の興味だと思うから、不快には感じないが、かといって正直に言えるものでもない。
だから、「自分でもよくわかっていないところがあって」と濁すことが多い。
ただ、実はこれ、あながちウソではない。
僕は自分の資産額を、かなりおおまかにしか把握していないのだ。


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まず、自身の株式口座がある。
これはいつでもアクセスできるから、調べればいつでもわかる(最近はめったにチェックはしないが)。

それから、銀行預金。
それほどの額はないはずだが、妻が管理しているので、僕にはわからない。
銀行に行って、書類に記入して、というようなことが、僕は病的に苦手なので、全部妻に押しつけてしまっている。
だから預金額どころか、通帳や印鑑がどこにあるのかさえ、知らない。
僕自身の小遣いはというと、交友に必要な額を、妻からキャッシュでもらい、なくなったらまた補充してもらうというシステムで、あまり格好がよくない(そして、悪いことができない)。

自著にも書いたとおり、若干の不動産もある。
買った時よりは相当値下がりしているはずだが、今売るといくらなのかは、さっぱりわからない。
不動産屋に依頼すれば、調べてもらえるのだろうが、面倒だし、費用もかかる。

そしてさらに複雑なのは、クリニックのお金と生命保険。
以前にも書いたように、僕のクリニックは先月末で廃院になった。
だから近い将来、僕は退職金をうけとることになる。
これがいくらになるのかが、さっぱりわからないのだ。

もちろん、クリニックの口座残高は、(妻に聞けば)わかる(はず)。
ただ、昔、まだ予定利率が今みたいに低くなかった頃に、節税目的もあって加入した生命保険があって、退職金の一部(大半?)はそれを解約せず(いま解約すると不利なのだ)、保険のまま受け取ることになっている。
その評価額がさっぱりわからない。
そしてさらに、それと現金を合算した額に、税金がかかってくるはずだ。
この分はもちろん、現金の部分から払うことになる。

・・・みなさん、僕の話についてきているだろうか。
だとしたら、大したものだと思う。
僕は自分でも何を書いているのか、もはやよくわからなくなってきた・・・。

という具合で、僕は自分の資産を大まかにしか把握していないのだ。


なのになぜ、不安なく過ごせるか?
それはリタイアを目指すと決めた数年前に、徹底的に計算したからだ。
そのときは、銀行預金、どの生命保険がいつ解約でき、いくら入るかまで、事細かくチェックした。
計算しつくした。
出費、特に子供にかかる教育費や、親の介護費用に関しては、いろいろな可能性を吟味した。
その結果、「あと2年働けば、贅沢な暮しを望まない限り、アーリーリタイアしても大丈夫なはずだ」と判断したのだ。
その時のことは、自著の序章で書いている。
今現在、具体的な額はわからなくても、その時に感じた「大丈夫なはず」という自信は、僕の中にしっかり残っていて、だから、まったく不安にならないのだ。

資産額なんてわからなくていい。
むしろ、そのほうがせいせいする。
僕が気をつけるのは、不要な欲望を自分の中で育てたりはしないということだけ。
高級車を買ったり、血迷って愛人を囲ったりすれば、もちろんお金は足りなくなるだろう。
でも、そういうアホなことさえしなければ、なんとかなるはずだし、なんとかならなくなったら、その時にどうやったらなんとかなるか考えればいい。
ナントカナル・・・はずだ。

以前にも書いたが、人は資産額が増えるほど、それを失いたくないという不安感が強くなって、結果、幸福度は上がらない傾向がある。
資産は常に、「失う恐怖」と表裏一体なのだ。
だから、十分貯めたと確信したのなら、後は「忘れる」に限る。

幸福に必要なのは、ただふたつ。
ほほ笑みを絶やさぬこと、そして楽観だ。


というわけで、僕に資産額を尋ねるのは自由だが、答えを引き出すのは無理だと思ってほしい。
僕も妻も、本当によくわかっていないのだ。
意図的に、いろいろなことをわからない状態にしたまま、ある意味では「ふわふわ」と生きている。





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コメント

No title

私もいわゆる資産額は不動産が多いので、正確には出せません。

ま、内山さんの遙か下方であることだけは間違いないのですが。(笑)

Re: No title

確かに不動産は読めませんよね。
最終的にいくらで売れるかも大きいですし。
そのファジーさを好むか好まないかも、不動産派、株派の分かれ目のひとつのように思えます。


No title

シミュレーションすることも大事ですがやっぱりある程度の資産がないと不安でたまらないと思います。

たまに資産1000万以下でセミリタイアしますというブログをみますが逆に不安はないのかな?と感じます。

セミリタイアする人は3000万以上の資産を保有している人が大部分だと感じます。

でも最終的には資産額云々よりも記事あるように楽観的に何とかなるんじゃないと思える人の方がセミリタイア生活はうまくいきそうですよね。

確信と忘却

現在は「よくわかっていない」、「さっぱりわからない」、「もはやよくわからなくなってきた」けれど、数年前には「徹底的に計算した」、「事細かくチェックした」、「計算しつくした」ということに大きな矛盾を感じます。
 資産額なんか気にせず生きた方が幸福だということはわかるのですが、数年で忘れるくらいのリタイア前の計算だけで、後は忘れて暮らすという説明もかなり無理があります。

Re: No title

クロスパールさん、お久しぶりです。

> シミュレーションすることも大事ですがやっぱりある程度の資産がないと不安でたまらないと思います。

おっしゃる通りだと思います!

> でも最終的には資産額云々よりも記事あるように楽観的に何とかなるんじゃないと思える人の方がセミリタイア生活はうまくいきそうですよね。

先日、クロスパールさんが、「投資においては気持ちの揺れこそ大きなリスクである」という記事をあげていらっしゃいましたが、完全に同意見です。
程度問題ではありますが、僕の場合、お金に関しての目標は「煩わされずに生きたい」ことにあるので、意識的に鈍感力を高めている側面もあります。
自著にも書きましたが、リタイア後、一喜一憂しながら板にはりつくような生活を送るのなら、リタイアした意味がありませんから。

今後ともよろしくお願いします。

Re: 確信と忘却

読者 さんへ、

本当のことなので、無理があると言われても困るのですが・・・(笑)。
「読者」さんからみれば、無理としか思えない精神状態に、僕があるということでしょう。

できる範囲で補足しますね。
3年ちょっと前、リタイアを決めた時は本当に計算しつくしたのです。
その時の資料もあるのですが、あまりに細かくて、相当集中しないと読めない代物で、自分が書いたメモなのに、開くだけでめまいがします。
当時は、しつこく計算を繰り返していたので、それにも嫌気がさしていたのでしょう。書類の冒頭に、
「未来の自分へ。金は足りるはず。気にするのはやめて、もっとましなことに時間を遣え!」
と書いてあります。
今は過去からの自分への忠告に従っているわけです。

数年でわからなくなるなんて変だという意見は本当にごもっともなのですが、読者さんは僕の記憶力のひどさを知らないのです。
本当に、妻もあきれるほどのひどさです(よく医者がつとまったものです、我ながら)。

退職金と生命保険の部分は本記事で書いたとおりで、それが現状をわかりにくくしているのに加え、自著にも書いた「のりしろ」部分で大きな変動がありました。
3年前にお金の計算をした時は、まだ後継者がみつかっておらず、2年後の閉院を想定していたんですよ。それが、ありがたいことに後継者がみつかり、引継ぎのために廃院が1年延びたので、その間の収入がわりと大きな「のりしろ」になっています。
その分を計算していないので、さらにわからなくなっちゃっているのと、それによって、資産は計算時より手堅くなっている「はず」という思いがあり、それが精神的余裕につながっているのだと思います。

ご納得いただけるといいのですが・・・。

資産額は。。。

ともったい付けて結局は分からないとは。
有効数字1桁なら分かるだろうに。
※5千万円とか2億円とか。

Re: 資産額は。。。

> ともったい付けて結局は分からないとは。

という、オチでございます(笑)。

> 有効数字1桁なら分かるだろうに。

わかりません! これホント。

No title

「言いたくないし、言う必要もないし、言いません。」でいいではないですか。私も別に資産額を公開する必要は無いと思いますし別に問題ないと思います。

「現在は分からなくなってます。」と言うのは本当であっても全く必要の無い情報で読者をおちょくってると取られても仕方が無いのではないでしょうか。実際そういうコメントがありますし反感を買うだけだと思いますよ。

Re: No title

う~ん、噛み砕きすぎるのは好きじゃないので、本意ではないのですが、しかたがないから書きますと、
この記事で僕が訴えたかったのは、

1 資産は常に、「失う恐怖」と表裏一体だから、十分貯めたと確信したのなら、後は「忘れる」に限る、ということ。
2 幸福に必要なのは、ほほ笑みを絶やさぬこと、そして楽観だということ。

のふたつです。

「言いたくないし、言う必要もないし、言いません。」では、それが伝わらないし、第一おもしろくもなんともない。

僕としては、
「資産額を公開、みたいなことを言っておいて、そんなオチか」
と苦笑してもらった後、
「確かに資産なんて、忘れられれば一番いいのかもしれないな」
とチラリと思ってくれる人がいいな、と思って書きました。

公開する気がないなら、こんなタイトルをつけるな、というコメントには、正直言って、ちょっと驚いていますが、
「ご期待に添えず、すいません」
と謝るしかありません。
ユーモアには、合う合わないもありますし。難しいなあ。

ぶろぐ村ランキングのINポイントは、今の時点で180と、僕のブログにしては中々好調なので、本意を理解してくれている方も多いはずと信じて、今後、同様のコメントは掲載を控えさせていただきます。

(飲みに行くので、できないという理由もございます。すいません)

No title

上をみれば切りがないし、下で比較するとしょぼい。

私のしょぼいケースを披露します。 私は週2武道の教室だけを今はしており、生徒が少ししかいません。 で月謝が他と比べてもとても安い。 そこはつっこんでこないんだけど、貯金を切り崩して今は生活している(一種のセミリタイアですね)ことを、¥言うと、「先生貯金いくらあるんですか? 」とたまに聞かれます。 「自分は貯金が百万円を超えたことはないですよ」とある人は言いました。 

塾でもなんでもそうですが、月謝が高い所には富裕層の子女が集まりやすい。 月謝が安い所には千円が大金の感覚の人が集まりやすい。 よって私に払う千円札は彼らにとって結構な出費なのです。 私が貯金がいくらあるかたまに興味を持たれる所以です。 答えませんけどね。 仮にうん百万円あるといったら、このカテの人にはしょぼいだろうけど、私の生徒からは反感をかうでしょう。 実際子育てで、今後教育費がかさみ、家のローンや毎月の保険代がありといったら、無貯金の家庭も結構多いと聞きます。 

しかしあれですな、さすがセミリタアのカテで資産の話題になると、レスの数おおくなりますね。

No title

ブログの文章を書いている時間を使って奥さんから情報を収集すれば済む話なのではないでしょうか。少なくとも証券・銀行口座とクリニックのお金に関しては。

ちなみに、数年前には「徹底的に計算した」時の資産概算額はいくらだったのでしょうか。
市況を鑑みるに、たった数年で有効桁数が10倍も変動することはありませんので、そこから概算額は推定できると思います。

他のコメントにもあるように、これでは余計な疑念を招くだけではないでしょうか。

No title

ブログって色々な反応があって面白そうですね。
こういう経験を経て情報強者になっていくのでしょうか?
いつも楽しみに訪問させていただいています。

Re: No title

ぽこさん、コメントありがとうございます。

> 上をみれば切りがないし、下で比較するとしょぼい。

おっしゃるとおり。そして資産額は、自分の感覚より少なければwwww、多ければ「ケッ」という反応になります(笑)。

> しかしあれですな、さすがセミリタアのカテで資産の話題になると、レスの数おおくなりますね。

反応が強くて、驚いています。
年齢も、世帯構成も、支出額も違うんだから、人の懐具合なんて僕にはどうでもいいことですが、強い関心をお持ちの方が多いようです。

Re: No title

名無しさんへ

> ブログの文章を書いている時間を使って奥さんから情報を収集すれば済む話なのではないでしょうか。少なくとも証券・銀行口座とクリニックのお金に関しては。

ええっと、これは、「資産がわからなくて困っている」という記事ではなくて、「あえてわからないまま放置している」という記事なのですが・・・。

> ちなみに、数年前には「徹底的に計算した」時の資産概算額はいくらだったのでしょうか。
> 市況を鑑みるに、たった数年で有効桁数が10倍も変動することはありませんので、そこから概算額は推定できると思います。

できますよ。本記事に書いた通り、「大まかには」把握しています。
ただ有効数字1桁というレベルでは、わかりません。

> 他のコメントにもあるように、これでは余計な疑念を招くだけではないでしょうか。

余計な疑念???
すいません、ちょっと意味がわかりません。

Re: No title

> ブログって色々な反応があって面白そうですね。
> こういう経験を経て情報強者になっていくのでしょうか?
> いつも楽しみに訪問させていただいています。

通りすがりの者です、さん。
コメントありがとうございます。
いやはや、今回など、強烈な反応が多くて、びっくりします。
情報強者への道かはわかりませんが、いい経験にはなっているようです(笑)。

今後ともよろしくお願いします。

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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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