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本日をもって、僕のクリニックは正式に廃院となる

2017年 5月31日。
本日をもって、僕のクリニックは正式に廃院になる。

クリニックを今は亡き父から継承したのが、2004年8月。
後輩であるT先生に継いでもらったのが、2016年2月。
すでに後輩による新しいクリニックの建物が、現クリニックの横に建っていて、T先生とスタッフは引っ越し、そして新システムの確認や予行に追われている。
新しいクリニックの開院が6月2日。
その次の日から旧建物の取り壊し工事が始まる。

「クリニックがなくなるの、寂しいでしょう」
あるいは、
「感慨深いですね」
などという言葉を頂くことが多い。
だが実際には、「そうでもない」というのが本音だ。

どうも僕は過去というものにあまり興味がないらしい。
これは今に始まったことではない。
例えば、僕には小学校3年生までの記憶が、ほとんどない。
妻にはたまに、「あなたは生まれた時から小学生だったんじゃない?」とからかわれるが、そのくらい、幼少期のことが思い出せないのだ。
例えば小学校1年生だった時の担任の先生。
クラスメートの顔や名前も、ひとりとして思い出すことができない。

それは単に頭が悪いんじゃないかって?
ほっとけ!


若い頃は「旅ばかりしていた」といえるくらいの旅行好きだったが、写真はほとんどない。
過去に興味がないから、記録を残しておくことにも意義を見いだせなかった。
カメラをもたずに旅する姿勢は、旅先で知り合った人たちからはずいぶん不思議がられた。

偏屈に聞こえるかもしれないが・・・
写真を撮って、それを見返したりしていると、せっかくの記憶がそのフレームの中に矮小化されてしまうような気がする。
実際の映像はもっと奥行きがあるし、経験には温度や湿度、匂い、音など、いろいろな要素があるのに、カメラに収めると安心するのか、そういった様々な情報が失われ、記憶がのっぺりとした薄いものになってしまうように思えるのだ。

子供の記録にも、僕はほとんど興味がないので、我が家での撮影係は、もっぱら妻だ。
僕はめったにビデオカメラの操作しないので、する必要が生じるたびに、妻に使い方を確認しなければならないくらいだ。
だから、保存されている写真や映像に、妻はほとんど映っておらず、これは少し申し訳ない気もしている。
ただ、せっかく家族で楽しい時を過ごしているのに、ビデオカメラなんかを回していたら、「生」の喜びが損なわれるような気がしてくる。
だから、レストランの料理を写真にとって、SNSでアップするなどということは、もちろんしたことがない。


このように僕は、いささか極端なくらい、過去に執着しない。
結局人にとって大事なことは喜怒哀楽といった感情や、食べたもの、触ったものくらいであって、それらは感触として僕の中のどこかに残っているはずだから、過去に関してはそれで十分だと思っている。
人から受けた恩義も一緒。
大切にすべきなのは、その内容ではなく、僕の心に残っている感動の残影であり、もしそれがないのなら、きっと大した恩ではなかったのだろうと、手前勝手に解釈している。
乱暴に聞こえるのは承知しているが、僕にはこのようにしか処理できない。


過去など、どうでもいい。
何より、大切なのは、今だ。
この一瞬だ。
将来のことも、もちろんある程度は考えるが、それに費やす時間はかなり少ない方だと思うし、できればさらに減らしたいと思っている。
せいぜい明日まで? いや、それでは長すぎる。
できれば考えるのは5分先あたりをリミットにして、ただひたすら今現在を生き続ける精神状態が、僕の理想であり、目標だ。


ずいぶんと話が逸れた。
というわけで、クリニックが廃院になることに対し、なんらセンチメンタルな感情は持ち合わせていない。
OK, it is done、だ。
ただ、T先生による新しいクリニックには、ワクワクしている。
そもそも建築物が好きというのもある。
旧クリニックは古く、かなり老朽化していたが、こちらはピカピカだ。
吹き抜けの開放的な待合室は、コンサートも開けそうな素敵なスペースに仕上がっている。
処置室にいたっては、広すぎてガラガラなくらいだ。
レーザーでも、光線照射機でも、なんでも置けそうだし、作ろうと思えばオペ室だって作れるだろう。
素晴らしい建物に加え、T先生は医師としてとても優秀なので、新クリニックは爆発的に流行りそうな予感がしている。


2017053009250000.jpg


そして、何と・・・
新クリニックには僕の個室もあるのだ。
実はクリニック移転後も、しばらくの間、現在の週半日の診療を続けることになったので、T先生が配慮してつくってくれた。
新築の建物に自分の部屋があるというのは、実に気分がいい。
リタイアして、ずっと家にいると、執筆・勉強といった作業と、子供たちと過ごすプライベートとの境界線が曖昧になり、もちろんいい面もあるのだが、時として集中して作業することが困難になることがある。
(たとえばこのブログは、今、下の子ふたりの勉強をみながら書いている)。
新クリニックの自室を執筆スペースにして、家ではパソコンに触らない生活なんていうのもいいな、などと考えている。


以上、クリニックが移転することを報告した上で、僕の心境についてお話ししてみた。
大切なのは、あくまでも、今。
そして少しだけ未来。
過去に対してはこだわらない。
でも、もちろん感謝の気持ちは抱いている。

旧クリニックは、来月早々に取り壊し工事が始まる。
もし建築物に魂が宿っているのなら、その労を心からねぎらいたい。

長い間、お疲れ様でした。
お世話になりました。



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新クリニックでの自室。
素敵だ! ピカピカだ! 幸せだ!!



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コメント

No title

ワタシノコトハ、ワスレナイデクダサイ・・・。

Re: No title

フリーター大家さん、怖いことしないでください(笑)。

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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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