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過度な欲望に意識を向ければ、蓄財やアーリーリタイアを容易にすることができる~リタイアへの知見1

このブログを読んでくれている人の中には、
「もう少しのんびり生きたいとは思うけど、アーリーリタイアというのは、かなり極端な選択だなあ」
と感じている人も多いはずだ。

なぜ、僕がこのような極端な手段を選んだのか?
もちろん、簡単なものではなかった。
人と大きく異なる人生を選択をするのが、簡単なわけがない。
多くの人と歩調を合わせたくなるのは、おそらくは本能的なもので、そこからはずれるのには蛮勇が必要される。
それでも僕がアーリーリタイアという道を選んだのは、僕の背を押してくれる様々な知見があったからだ。
以前に書いたことと一部かぶるが、大切なポイントなので、10回にわけてこれらの知見を紹介していきたい。
今日はその1回目。


リタイアを意識し始めたのが、2014年の春で、僕は45歳だった。
しかし、本当にそれが正しい選択なのか、自分でも大いに疑問だった。
答えが欲しくて、心理学、精神分析学、幸福学、さらには宗教の本まで、読み漁る日々。
このときのことは、自著 ”幸せの確率~あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ” のプロローグ部分で詳述しているので、興味のある方は、是非一度手にとってもらいたい。
そしてその結果、やはり自分にはアーリーリタイアが合っているし、それが必要だと感じるに至った。

初回の今日は、伝統仏教の見地から。
伝統仏教は、宗教とはされているものの、むしろ哲学的な側面が強いから、あまり身構えずに読んでほしい。

仏教ではずばり、「人生は苦である」と説いている。
人間は誰でも、年老いて、病気になり、いずれ死んでしまう。
好きな人と別れなければならないことも、逆に嫌な相手とつき合わなければならないこともある。
欲しいものが手に入らずに苦しむだけでなく、手に入ったら入ったで、じきに飽きて違うものが欲しくなり、そのせいでまた苦しんで・・・。
ブッダはそのように人が苦しむ理由を一言で表した。

苦しみの原因は「欲」である


と。
したがって、欲を消し去れば、苦はなくなる。
なにごとにも執着せず、おいしいものを食べることも、寒い思いをしないですむことも、親しい人と過ごすことも、そして、生きていることすら、でも、そんなの関係ねえ! と思えば、もう苦しむことはないだろう。

なるほど、そう言われればそうだけど、
・・・納得できるかあ!!

生きることや、大切な人々に対する執着を断ち切ることなど、僕にはとてもできない。
ただ、仏教のありがたいのは、僕のように中途半端な理解しかできない者でも、それなりの恩恵をうけられるというところ。
少なくとも物欲や、贅沢に関する欲求に関しては、「欲望が大きければ、その分苦しみが増える」ということをしっかりと理解し、納得することがでた。

例えば、死ぬまでに1回海外旅行に行ければいいと思っている人と、年に2回は行かなければ気がすまない人、あるいは、たまに食べる回るお寿司で満足している人と、高級寿司店に足繁く通わなければ満たされない人とでは、どちらがより簡単に幸せを得られるだろうと考えれば、答えは簡単だ。

仏教には「知足」という言葉がある。
これは、少ないもので我慢しろという意味ではない。
ないものを欲するのではなく、自分が今もっているものに目を向け、これでいいのだと肯定することによって、心が安らかになっていくと説いているのだ。

そうか、足るを知れば、言いかえれば、過度な物欲を抑えることによって、欲望の総量を減らすことができれば、幸せのパーセンテージは上がるのか・・・。
さらに欲望の量は、直接、日々の支出額に反映されるから、それにより貯蓄額が増え、リタイアできる日が近づくし、リタイアした後も支出を抑えることができるだろうから、資金が枯渇することへの不安がやわらぐ。

つまり、過度な欲望を自分で調節することさえできれば、より幸福になり、蓄財ができ、しかも、より早くリタイアできるのだ。
それって、一粒で二度、いや、三度おいしいくないか?
そういう発想で日々を送れば、アーリーリタイアなんて、意外と簡単なんじゃなかろうか?

そう思った僕は心の中で、アーリーリタイアに向けた最初の一歩を踏み出したのだった。


過度な欲望を抑えることは、アーリーリタイアに興味がないことによっても、人生を真に豊かにする上で、とても大切なことなので、ぜひ一度、自分の欲望の多寡にしっかりと目を向けてみてほしい。
それだけで、大きな「気づき」が生じる人も、決して少なくはないはずだと僕は考えている。




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コメント

No title

腕時計に指のリング、通勤用のアタッシュケース。

 総額いくらなんだって同僚がいましたねぇ。

 給与が私とあまり変わらないけど、モテていたから
 貢がれていたのかな。(笑)

Re: No title

そういう男、いましたよね。
いい車乗って、高級腕して、で、住まいは実家か、あるいはぼろいアパートか。
出来る範囲で精一杯見栄張って、どうにもならないところは極端にケチるという。

そういう若者って、昔より減ったような気がします。
理由としては経済の停滞が大きいんだろうけど、今の若者のほうが消費者として賢いような。

No title

家で自炊して物は持たず、欲がすっかりなくなりました。
実は結婚していなければ家の賃貸もせず、スーツケース一個で放浪しようと思っていました。僕の人生にモノは一切要らないのです。
ある意味何かの境地ですね。
クルマだ家だ服だ外食だ、と欲望まみれの人が不思議なくらいです。

老子の言葉はここで引用されていたのですね。

Re: No title

> クルマだ家だ服だ外食だ、と欲望まみれの人が不思議なくらいです。

ははは、本当ですよね。
あの世にもっていけるわけじゃなし。

> 老子の言葉はここで引用されていたのですね。

知足、僕は仏教用語として認識していたのですが、おっしゃるとおり、老子の言葉みたいですね。
勉強してみます!

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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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