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A Prayer for Dan Thach 6 ~さっき電話したばかり

ダンに関する記事は、今回で最後で、しかも「おまけ」のようなものだ。

以前このコラムで書いた通り、僕は開業医の頃、自院HPに「院長ブログ」というコーナーをもっていた。
一度、ダンについて書いたことがある。
2014年9月にアップした記事だ。


さっき電話したばかり

アメリカ人の友人から聞いた話がおもしろかったので、ご紹介しますね。
彼は僕と同い年で、新潟にもう20年以上住んでいます。先日、某ホテルでパーティーの幹事をすることになり、ホテル側と電話で打ち合わせ (彼は日本語がペラペラです)。
細かいところまで詰めた後、「じゃあ、これから代金を払いに行きますね」 と告げて、ホテルに向かったのだそうです。
ここからは、彼の弁。

すぐホテルに着いたんだけど、こういう時、お金はレストランで払うのか、フロントで払うのかがわからなくって、とりあえずフロントに行こうとしたのね。
ところがそのフロント、若い女の子が一人きりで、しかも僕が近づいている様子を見て、緊張しているのが遠目でもわかるんだよ。
ホテルのフロントって、外国人旅行者の相手もしなきゃいけないから、大抵は英語ができるんだけど、たまにどういうわけか、外人が苦手な人っているんだよね。それに、ほら、僕大きいじゃない (彼は190cm近くあり、しかもボディ・ビルダーです)。怖がられたりするんだよなあ。 
でもまあ、他に人もいないからしょうがない。その子のところに行って話しかけたのね。もちろん、日本語で、笑顔も絶やさず、ね。
まずは名前を名乗って、それから要件を告げたんだけど、彼女、完全に顔がひきつっていて、返事すらしないのよ。どうも僕の言っていることが全然頭に入っていかないみたいで、僕が日本語を話していということさえ、理解しているのかあやしい感じなんだよ。
さあ、どうしたものかと途方にくれかかったんだけど、そうだ、さっき電話したことを言えば、話が通りやすくなるかも、って思いついたんだ。それで、
「この件で、さっき電話したばかりです」
って言ってみたのね。
そうしたら彼女、おどおどした態度はそのままだけど、ようやく口を開いて、言ったんだ。
「ええと、かしこまりました。お名前は、バカリ様、でよろしかったですね」
違うよ! 名前はちゃんと最初に言ったじゃん。電話したばかりの「ばかり」はついさっき、って意味で・・・。第一、僕はどこから見ても普通にアメリカ人でしょうが? バカリって、アフリカの部族の出じゃないんだから! それに、「よろしかった」って日本語、変だと思わな・・・おい、スナオ、笑うなよ。こっちは真面目に話してんだから! 笑うなってば!!

これからはしばらくの間、彼のことをアフリカからやってきたバカリくんと呼ぼうかと企んでいます。
(でも、彼、怒りそうだなあ)



記事では面白おかしく書いたが、こんなことが日常的に繰り返されるのであれば、なにかと煩わしいに違いない。


6回にわたって、ずいぶんと勝手なことを書いてきた。
ダンは日本語の会話はうまいが、読むのは不得手だから、本人の目に止まることもないだろう。
もし読むことができれば、大きなお世話だと怒るかもしれない。
でも、誰の人生だって、違う視点からのストーリーがあっていいはずだ。
たとえ本人には違和感が残る内容であったとしても、それは問題ではない。
語る人の数だけ、真実があっていい。
PP_chikyuu33.jpg



ダンのことを知らない人にとっては、つまらない記事だっただろうか?
僕自身は、彼の生い立ちや日本での経験は、僕ら日本人にとって、大いに参考になるものだと考えている。
だから、書いた。
どんな形であれ、少しでも参考になることがあったのであれば、うれしい。
なかったのなら、申し訳ない。


明日からはもう少し呑気な記事を書く予定でいる。

新学期が、始まろうとしている。

Bridge English School



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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
医師稼業からセミリタイアし、現在は「なんちゃんて」文筆家。
有り余る時間を武器に、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年に「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」、2018年に「4週間で幸せになる方法」をセルバ出版から上梓しました。
どんなにお金があっても、地位が高くても、はたまた美貌の持ち主であっても、幸福度に大差はありません。
このブログでは科学的見地から「幸福学」の啓蒙に努めています。

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