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記事一覧

格差が広がると、中間所得層がレジャーにお金を回せなくなる理由 ~ 「幸せとお金の経済学」を読んで3

今週は、ロバート・H・フランク著、「幸せとお金の経済学」(フォレスト出版)から。今回が最終回。 前回書いたように経済格差が広がると、人が非地位財にお金を回しにくくなるという。なぜか?まず、富裕層がより豊かになり、より豪華な家を建てるようになる。そうすると、それより少し下の層は、それに近い家を建てるようになる。より大きな邸宅が近くにあれば、「さほど仰々しいと感じない家の大きさ」の基準が変わる人がで...

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人は他人より広い家に住みたがるが、他人より長い休暇を欲するはけではない ~ 「幸せとお金の経済学」を読んで2

前回に続き、ロバート・H・フランク著、「幸せとお金の経済学」(フォレスト出版)から。 前回のおさらいで、「地位財」と「非地位財」について説明する。地位財は「主に周囲との比較により満足を得るもの」で、資産、家、車、社会的地位などが該当する。非地位財は、「他人との比較とは関係なく幸せが得られるもの」で、具体的には健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境、自由、愛情など、個人の安心・安全な生活のため...

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ピアジェの時計で悦に入っていたら、ドゥ・グリソゴノでマウンティングされる!(笑) ~ 「幸せとお金の経済学」を読んで1

ロバート・H・フランク著、「幸せとお金の経済学」(フォレスト出版)を興味深く読んだ。 内容を解説する前に、まずは「地位財」と「非地位財」について知ってもらう必要がある。地位財は「主に周囲との比較により満足を得るもの」で、資産、家、車、社会的地位などが該当する。非地位財は、「他人との比較とは関係なく幸せが得られるもの」で、具体的には健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境、自由、愛情など、個人の...

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ちょっと油断しているうちに、お互い消息不明に ~ ヤーヤーヤー! ベニーが新潟にやってくる! 4

長野オリンピックを一緒に過ごしてからは、お互いに忙しく、また、住む場所も遠く離れているわけだから、さっぱり会う機会もないまま、徐々に手紙のやり取りも減っていった。そして、2011年、東日本大震災が起こる。あの惨劇は、多くの人にとってそうであったであろうと同じように、僕にも大きなショックで、色々なことを考えさせられた。自分だっていつ死んでもおかしくはないのだと実感し、であるならば、何をすべきか、何をしな...

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長野オリンピックでの狂乱の日々 ~ ヤーヤーヤー! ベニーが新潟にやってくる! 3

1989年の春、僕は大学に戻るために、そして、ベニーはジョアンと結婚し、新たなレストランを立ち上げるべく、ほぼ同時期にロンドンを離れた。その、ベニーが帰国後にバンクーバーで開いたレストランが大成功。バンクーバー・マガジンの人気レストラン・ランキングでも、常に上位、時には1位に輝くまでになった。当時のベニーからの手紙には、こんなふうに書かれている。「去年は1位だったのに、今年は2位だったよ。うちの方が、...

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満月と違法駐車がとりもった縁 ~ ヤーヤーヤー! ベニーが新潟にやってくる! 2

前回の続きで、ロンドン時代の話。 1988年、秋。英語が上達してその必要が減ったのと同時に、ロンドンへ発つ前に日本で貯めたお金が尽きてきた僕は、だんだんと英語学校に行かなくなり、その代わりに、バーテンダー、ウェイター、時には皿洗いといった、生活のためのアルバイトに費やす時間が長くなっていった。色々なところで働いたが、一番長くいたのはとある日本料理店で、理由はずばり、まかないが日本食だから!当時、ロンド...

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ちょうど30年前、僕は異国にいて、かなり無茶をしていた ~ ヤーヤーヤー!ベニーが新潟にやってくる! 1

以前にも少し書いたが、来月、僕がイギリスにいたころに一緒に住んでいた、カナダ人のベニーが新潟まで遊びに来る。僕とベニーがイギリスに住んでいたのは、1988年、僕が20歳で、ベニーが34歳の頃の話だ。アパートの場所はオックスフォード・ストリートから徒歩で十分と、利便性はばっちりなのだが、築後どのくらいの月日がたっているのかは見当もつかないようなボロアパート。そもそも僕の友人のアツシがアンディというカ...

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人の幸福度の半分は遺伝子で決まってしまうのならば、どうやって僕らは幸せを掴むことができるのだろうか?

以前少しだけ触れた「人の幸福度はどのように決定づけられるか」ということに対する反響がポツポツとあるので、今日はもう少し掘り下げて書いてみたい。まず、50%、人の幸福度の半分は「遺伝」によって決まるとされている。だから世の中には、放っておいてもまず間違いなく幸福な人と、幸福になるのに大変な工夫が必要な人とがいることになる。遺伝が50%というのは、多くの人が想像するよりも、大きいのではないだろうか?この結...

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仕事は幸福な人生を築くために重要なもの!? 「幸福論」を著したラッセルに反論してみる

自著 “幸せの確率 あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ” の中で、「子供にむやみに刺激を与えるべきではない」ことの重要性を説明する際、僕はラッセルの「幸福論」からの一節を引用している。現代の親たちは大いに責任がある。彼らは子供たちに、ショーだの、おいしい食物だのといった消極的な娯楽をたくさん与え過ぎている。そして、毎日毎日同じような日を持つことが子供にとってどんなに大切であるかを、真に理解して...

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我ながらつまらない酒飲みになったものだと感じた、ある日の出来事

医者や教師は酒癖が悪いと、昔から言われている。これは僕が思うに、普段から模範的な立ち居振る舞いを求められる職業につくと、日常的に強い自己抑制を強いられるため、酒が入った折についついはめをはずしてしまう、ということなのではなかろうか?私の先輩に当たる某先生は、酔うと路地や公園で寝てしまうという、困った酒癖がある。早朝、見知らぬ公園で目覚め、奥様に 「どこにいるか分からなくて困っているから、迎えに来て...

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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
自己実現を目指してアーリーリタイアした、元医師です。
執筆、講演、ヨガ、イベント企画など、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年1月31日、「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」をセルバ出版から上梓しました。

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