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格差が広がると、中間所得層がレジャーにお金を回せなくなる理由 ~ 「幸せとお金の経済学」を読んで3

今週は、ロバート・H・フランク著、「幸せとお金の経済学」(フォレスト出版)から。今回が最終回。 前回書いたように経済格差が広がると、人が非地位財にお金を回しにくくなるという。なぜか?まず、富裕層がより豊かになり、より豪華な家を建てるようになる。そうすると、それより少し下の層は、それに近い家を建てるようになる。より大きな邸宅が近くにあれば、「さほど仰々しいと感じない家の大きさ」の基準が変わる人がで...

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人は他人より広い家に住みたがるが、他人より長い休暇を欲するはけではない ~ 「幸せとお金の経済学」を読んで2

前回に続き、ロバート・H・フランク著、「幸せとお金の経済学」(フォレスト出版)から。 前回のおさらいで、「地位財」と「非地位財」について説明する。地位財は「主に周囲との比較により満足を得るもの」で、資産、家、車、社会的地位などが該当する。非地位財は、「他人との比較とは関係なく幸せが得られるもの」で、具体的には健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境、自由、愛情など、個人の安心・安全な生活のため...

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ピアジェの時計で悦に入っていたら、ドゥ・グリソゴノでマウンティングされる!(笑) ~ 「幸せとお金の経済学」を読んで1

ロバート・H・フランク著、「幸せとお金の経済学」(フォレスト出版)を興味深く読んだ。 内容を解説する前に、まずは「地位財」と「非地位財」について知ってもらう必要がある。地位財は「主に周囲との比較により満足を得るもの」で、資産、家、車、社会的地位などが該当する。非地位財は、「他人との比較とは関係なく幸せが得られるもの」で、具体的には健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境、自由、愛情など、個人の...

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仕事は幸福な人生を築くために重要なもの!? 「幸福論」を著したラッセルに反論してみる

自著 “幸せの確率 あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ” の中で、「子供にむやみに刺激を与えるべきではない」ことの重要性を説明する際、僕はラッセルの「幸福論」からの一節を引用している。現代の親たちは大いに責任がある。彼らは子供たちに、ショーだの、おいしい食物だのといった消極的な娯楽をたくさん与え過ぎている。そして、毎日毎日同じような日を持つことが子供にとってどんなに大切であるかを、真に理解して...

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「暇の王国」作りは今すぐに、そして簡単に始めることができる! ~ 「暇と退屈の倫理学」を読んで3

國分功一郎著「暇と退屈の倫理学」の続き。前回は冒頭のパスカルの部分を紹介したが、今回は、「どうしても退屈してしまう人間の生とどう向き合って生きていくか?」という命題にたいする、本書での結論をいきなり紹介する。“p367<人間であること>を楽しむことで、<動物になること>を待ち構えることができるようになる。これが本書『暇と退屈の倫理学』の結論だ。これでは全く分からないと思うので、本書から抜粋して補足する...

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プロフィール

内山 直

Author:内山 直
自己実現を目指してアーリーリタイアした、元医師です。
執筆、講演、ヨガ、イベント企画など、興味のあることに次々と取り組みながら、妻、子供3人とまったり暮らしています。
2017年1月31日、「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」をセルバ出版から上梓しました。
今の成熟した資本主義社会には、新しい幸福論が必要だとは思いませんか?

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